「全国水平社創立宣言と関係資料」 ユネスコ世界記憶遺産登録をめざす会・京都

記憶遺産の登録に向け
山田知事・門川京都市長へ協力要請

『「全国水平社創立宣言と関係資料」のユネスコ世界記憶遺産登録をめざす会・

京都』【構成:自由同和会京都府本部・部落解放同盟京都府連合会・柳原銀行記念資料館・崇仁学区自治連合会】では、京都府議会(7月7日)、京都市会(7月9日)において「全国水平社創立宣言と関係資料のユネスコ世界記憶遺産登録に関する決議」が決議された事を踏まえ、平成27年8月3日(月)午前11時30分、門川大作京都市長、午後4時30分、山田啓二京都府知事へ協力を求めた要望書を手渡しました。

要望には、上田代表幹事(自由同和会京都府本部会長)をはじめ、山口勝広副幹事長(同事務局長)、叶俊一幹事(同副会長)、西島藤彦代表幹事(部落解放同盟京都府連合会委員長)、平井斉巳副幹事長(同書記長)、安田茂樹幹事(同副委員長)、山内政夫幹事長(柳原銀行記念資料館・崇仁学区自治連合会事務局長)らが参加しました。

 

門川市長との懇談で、冒頭、上田代表幹事は、京都が去年に続き米国の「トラベル・アンド・レジャー」において、2年連続で、観光人気都市ランキング世界一に選ばれ事に触れられ、「この波及効果は計り知れず、門川市長の『おもてなし』の精神である人権文化の息づくまち・多文化共生の政策が身を結んだものでもある」と共に喜びをわかちあわれました。

また、記憶遺産登録については「この京都の地で宣言された事、人間の尊厳と自由・平等を掲げた理念、日本初の『人権宣言』と言っても過言でない同宣言は世界に示す価値がある」とし、さらに「産業的殉教者として規定し循環型経済の申し子として、差別の根幹である『清め』や『ケガレ』を力強く指摘した『宣言』であり、生命共同体の一体性と多元性のもとで、一切の差別撤廃を主張している今日的な民主主義の原理そのもののである」と同宣言について力強く述べられ、協力を要請されました。

この事に対し、門川市長は「この京都で宣言された『水平社宣言』は日本の人権宣言と言っても過言でない。この宣言を何としても登録されるよう協力していきたい」と述べられました。

一方、山田知事への要望では、上田代表幹事から、「宣言は、日本で最初の人権宣言であるだけでなく、被差別マイノリティ自身が発した世界初の人権宣言でもあり世界史的意義をもつものであり、世界中の人々が共有するに値する資料であり、まさにユネスコの世界記憶遺産として登録されるにふさわしいものであります」と山田知事への理解と協力を要請されました。

山田知事からは、「昨年に比べ、多数の候補があると聞いていており、厳しい選考になろうかと思うが、京都市とも連携し候補選定に努力していく」と述べられました。

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